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[過去〜これから]

Keyword : デザイン 造形教育 コンピュータ

■「未来の教育のための提言」国立教育政策研究所
http://www.nier.go.jp/kiso/seika.html#seika2
[基礎と応用,理論と実践などの]序列の廃止は,とくに初等レヴェルにおいては,純粋美術と同じくらいに,日常生活においておおいに役立つ応用芸術,すなわち,グラフィック芸術,出版・広告芸術,インダストリアル・デザイン,視聴覚芸術,写真などの応用芸術を,教えることへとつながるであろう。(図画工作・美術のカリキュラムの改善に関する研究「諸外国の動向」平成15年10月ミッテラン大統領の諮問を受けて,1985年にコレージュ・ド・フランスの教授団が提出した)

■造形教育センター
http://members.jcom.home.ne.jp/zoukeikyouiku/kaisetu.html
造形教育センターは,昭和30年6月,当時の絵画表現を主とする表現主義的な教育に対して,バウハウスの造形理論と組織の影響を受けてデザイン,工作領域を取り込んだ総合的な造形教育の研究団体として産声を上げ,我が国の戦後造形美術教育の歴史とともに半世紀の歩みを続け,まもなく創立50周年を迎えようとしています。

■BAUHAUS COSMOLOGY
http://kenta.edu.iwate-u.ac.jp/KENTA/bauhaus/html/foreword.html

■ハーバート・リード「芸術による教育」
http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~naoe/pages/read/read1.html
以下、BAUHAUS COSMOLOGY より抜粋
『インダストリアル・デザイン』1932年

:リードは1932年にArt and Industry,The Principles of Industrial Designという本を著しました。この1953年の第3版(改訂版)は、1957年に勝見勝と前田泰次により『インダストリアル・デザイン』と題して邦訳されています。この本でリードは、芸術と工業・産業との間の問題に取り組んでいますが、やはりこの問題は、イギリスでのジョン・ラスキンやウィリアム・モリスの「アーツ・アンド・クラフツ運動」での争点の問題意識を受け継いだもので、ドイツのバウハウスではそれを「反機械主義」に陥ることなく解決しようとした軌跡があります。リードは当時のイギリスのデザインの停滞を痛感して、その打開策として「教育の必要性」を見いだしたのです彼は以下のように述べています。
 「すくなくとも、美術および技術の問題に関して、わが国の教育制度を完全に修正しないかぎり、われわれが必要とする変化を、実現することはできないだろう。そのような態度の変化は、実際に可能であり、国全体のデザインに影響をおよぼし、これに新しい生命をふきこむことができる。これを現実に証明しているのは、ドイツの建築家ヴァルター・グロピウスの指導のもとに行われた『バウハウス』の実験的な運動である。」
さらに、リードは同書で以下のようなグロピウスの言葉を引用しています。
 「バウハウスは、機械を、造形のための本質的に近代的な媒体として受入れ、われわれが機械と協調してゆける道を探究した。(中略)・・・芸術的デザインは、知的な問題でも、物質的問題でもない、それは生活のいとなみの全体にとって、欠くことのできない一部なのである、というのがわれわれの指導原理であった。」
そしてリードは、「私は、本書では、グロピウス博士がここにのべているような理想を心から支持し、これをもっと多くの人々にひろめたいと思う」としているのです。つまり、リードの『インダストリアル・デザイン』の根幹には、そこに到達するまでにバウハウス(の理念)の受容過程があるといっても過言ではないのです。

コスロフスキーは「機能主義」の限界についても触れていますが、建築を例として、そのフォルムは常に様々な機能の文脈の一部であり、一義的に決定することの不可能なことに着眼します。加えて、技術的にはあらゆる様式が可能なことから、「建築家による造形が余計なもの」となりえることについて、「バウハウスのモダンが、最小限主義の大量生産のモダンになり、啓蒙的・美的な機能主義のパトスが、立体幾何学のキッチュをともなった、儀礼的な機能主義になってしまった中で、一般の現実となってしまった」としています。次いで、彼は建築のモダンが終焉した理由を以下のように指摘しています。

1. 機能主義は、造形の原理として、長続きしなかった。造形を、機能で置き換えることはできない。
2. フォルムへの意志は、多元主義で置き換えることができない。
3. 文脈性は歴史的、全体的であり、科学技術的「ネットワーク」で、ながく置き換えつづけることができない。
このようなコスロフスキーの重要な視点は、一つの機能を満たす形態が多様な可能性をもっていることです。機能主義が芸術的な造形原理として不十分なものとなってしまうことは、ここに明らかとなります。
ルードヴィヒ・グローテは、「20年代始めに起こった新たな建築運動を機能主義と呼び、バウハウスを機能によってのみ導かれたゲシュタルトゥング(造形)の代表者としてみなすことが通例となった」として「バウハウスと機能主義」についての見直しを求めています。彼は、1923年のスローガンとしての「芸術と技術 - 新しい統合」は、形態が芸術と技術のジンテーゼ(綜合)でなければならないとします。そして、この新たなバウハウスの教義が、「様式 」に対しての精神的・芸術的な自立を示すものとしての背景を次のように指摘しています。

・芸術的造形がそのまま人間の生活に用いられるべきこと
・芸術的精神の革命が、技術革新においてその実現のための道具が新たに見いだされたように、新しい造形のための基礎知識をもたらしたこと
 また、グローテは、グロピウスが当初からすでにバウハウスが合理主義崇拝を代表するという非難に対して防衛していたとして、「彼は、より多くの場合、造形的・技術的領域のための共通する前提と境界とを設定しようとしていた」と解釈します。バウハウスでの「標準化」の問題については、「実際的な生命現象の標準化は、個人の新たな奴隷化と機械化をめざすのではなく、反対に、ますます自由に豊富に発展させるように、生活を不必要な重荷(バラスト)から解放すべきものなのである」としています。今日的な視座からみて、バウハウス運動から「機能主義」の自己目的としての発展はもはや望むことはできないでしょう。まさに建築の領域ではそれが明確になったのですが、バウハウスで扱われた概念はもちろん「建築」だけではありません。「建築」のもとにあらゆる芸術を統合することが、作為的・恣意的であるとすれば、それを代行しえる、今日的視座においても重要な概念の一つに「ゲシュタルトゥング」があると思います。次にこの概念について考察します。

イッテンの予備課程で最も特徴的であったことは、「体操的な練習」によって始まるということでした。この活動にはイッテンによる造形教育の中核があり、これを行うことによって「身体の調和」が求められました。これには「深呼吸体操」も含まれており、そこから始まって「リズム的形態練習」や「自由リズム練習」につながっていきました。これは、ある種の「マッサージ的な効果」によって、精神と身体を円滑に連動させようとするものであり、それによって「個人のリズム」を発見し、絵画的に表現するよう導こうとするものでした。これは「創造的オートマティズム」と言い表すこともできます。さらに、即興的・構成的な練習や様々なマテリアルを使用した平面・立体構成が行われます。ここでは、「対照(コントラスト)理論」が用いられており、様々な場面において「運動」とともに登場しました。特に「明−暗対照」は、表現や絵画分析の方法、基本練習として用いられています。また、正方形、三角形、円などを用いた「形態練習」でも、形態の性格が身体運動とともに扱われました。これは、「立体造形」での立方体、ピラミッド型、円柱、球によるコンポジションへと発展することになります。「マテリアル・テクスチャー練習」では、視覚的のみならず触覚的な観点からも様々な可能性が試されました。さらに、感覚的な認識能力や具体的な思考を考慮し、植物、人間、動物を対象としての「自然研究」も行われています。リズムや明暗の問題とともに、「裸体画」においては、「動くモデル」のリズム的表現を高めるため、音楽を使用することもありました。さらに、芸術作品のあり方への直接的・感情的な導入としての「昔の巨匠の分析」では「表現的」に巨匠の作品を理解することがなされたのです。

■デザイン専攻・共通科目/各学年の運営など/多摩美術大学大学院シラバス
http://www.tamabi.ac.jp/inn/003_40.html
02デザイン概論1・感情とデザイン
03デザイン概論2・手と感覚
04デザイン概論3・デザイン史概説
05デザイン概論4・美術史概説
06デザイン概論5・表層と本質
07素材と感情論
08映像・視覚デザイン論
09メディア論
10情報論
11現代美術概論
12サウンドデザイン論
13写真論
14編集論
15広告論
16バウハウスとデザイン論
17ムーヴメント論
18インスタレーション論
19センサリング・デザイン論
20デザインと科学論

■芸術工学基礎論への招待
http://www.kobe-du.ac.jp/gsdr/gsdr/kiso04/
デザインの基礎となる芸術工学の方法論を探る。最新の理論と現実社会の多様なデザイン環境を横断的に学習する。専門分野の枠組み境界と融合をデザインで再認識する。外部から多数の論客を招きタイムリーな主題を議論し、ワークショップを行う。

「形の科学から基礎デザインへ」...芸術工学基礎論への招待
サイエンスとは、現実の物や現象をもとにして、自分のなかに概念や法則性を構築することです。一方、アートやデザインでは、自分のなかに構築した概念をもとにして、現実の物を創作します。この点以外では、サイエンスとアート(デザイン)には共通点が多いのです。

■日本職人名工会
http://www.meikoukai.com/contents/town/index.html
古来、人間は他の生物と異なり道具を作り、文化を形成し今日まで発展させて来た。
技は、常に自然や環境と一体となり、知恵と挑戦とたゆまぬ努力で形成され伝えられてきた。
時代は変わり技術革新は生活物品、そして手作り物も例外なく成型物にとって代わって行った。
そんな時代にも、技を磨き手作り製品を作り続けた職人達がいた。
「本物を作るからこそ本物を判ってくれる人に使ってほしい」
「大事に手入れしながら永く使ってほしい」
名を馳せることもなく「もの」づくりに専念する職人達、Webサイトを表現の一つとし、刀鍛冶から組み紐、勝手道具まで、手初めに職種別40分野の町を表現手段とし全国組織として世界へ発進する。
又、行政関係のあらゆる施策を活かし、民間で可能な手法を加え、現代の名工達そして応援者達の力を結集し実践的な職人技文化の向上をもって、行政施策との両輪を目指す。