1998〜1999年の冬から春に、沖縄はるか南、波照間島の製糖工場で働いた詩遊人Aと、その住まいを預かった創作家Yがやりとりした絵日記を、2007年に再発見する展覧会。
遠く海を隔てた地を往復したスケッチブック=絵とことばの綴られた日記から、時を経て新しい記憶を重ねるようにもう一度小さな詩集を作りました。
南の島にも微かな柔らかい季節の移り変わりがあり、慌ただしく時間の流れる東京では愛しい人や街との対話がありました。
時は流れても、記されたことばから、島の空気や風変わりな石の家で留守番をした作家の暮らしが浮かび上がって、どこか遠くに居る大切な人を思い出すかもしれません。
詩集(活版印刷+美篶堂装丁限定本も作製予定)や、当時の暮らしの記憶をたどる小品などを展示・販売、2007年2月に取材した波照間島と製糖工場もご紹介しました。
□詩画集「黒糖のにほい」藤田夢香+坪谷彩子
表紙:バガス紙 本文:活字印刷 35頁 挿絵4枚入
美篶堂製本・装丁 限定60部 7000円
書籍のお問い合わせ&ご購入:美篶堂03-3258-8181
または=book-tokyoまで mail: rooni@mac.com